2017年11月26日(日)

番外編 in 甑島「科学で読み解く食べ物のちから」開催報告

話し手:加治屋勝子(鹿児島大学農学部・講師)

参加者:14名

開催場所:甑に東風 現在地

 初の甑島開催!天気も悪い中、参加して下さった多くの方々ありがとうございました。病気を予防したり、体の調子を整える食べ物のちからを機能性と言うらしいですが、今回はその中でも血管を柔らかくする機能性について、鹿児島大学農学部の加治屋勝子さんにお話してもらいました。

 血管には弾力性があって、伸びたり縮んだりすることで、血液を体中に送り出していますが、不摂生やストレスなどで血管が固くなってしまうことがあるそうです。そうなると血管が異常に収縮して、血液が流れなくなる"血管異常収縮"という病気が起こりやすくなります。この病気は特に日本人に多いそうで、突然死の原因にもなります。またくも膜下出血の合併症としても知られていて、これを併発して亡くなる人も多いそうです。

 そんな怖い血管異常収縮ですが、何と、身近にある魚の油、エイコサペンタエン酸(EPA)がこれを防いでくれるそうです!EPAはくも膜下出血後のこの予防にも薬として使われていて、ある臨床試験では、くも膜下出血の後にEPAを投与した44人の患者さん全員がこの病気を発症することがなかったそうです。EPAは青魚に多く含まれているので、皆さん、是非青魚を食べましょう。

 加治屋さんは他にも野菜に含まれている血管を柔らかくする成分を精力的に研究していて、お茶や里芋にもそんな力があることがわかったそうです。詳しくは、南日本新聞の「食の底力」に今後掲載されるそうで、11月30日には、里芋の話が掲載されました。次回もきっとすごい力をもつ食材の話が紹介されると思います。

今回は、里港からすぐの現在地で開催させて頂きました!店内はクリスマス模様。

多くの子供たちが参加してくれました。

とある丘から見える砂州。初めて訪れた甑島でしたが、景色もきれいで、島の方々もいい人たちばかりで、とてもいいところでした!


サイトメニュー

・ホーム

 ・過去の開催

 ・お問い合わせ

鹿児島大学若手教員サインエスカフェ有志の会

 


サイエンスカフェかごしまにご興味を持っていただき、ありがとうございます。
さて、6/9に第16回目の通常のサイエンスカフェを絶賛開催、参加募集中ですが、
特別番外編のご案内です。
ーーーー
■ イベント名:サイエンスカフェかごしま(特別番外編)
■ 主催:鹿児島大学若手教員サイエンスカフェ有志の会
■ 日時:2018年5月31日(木曜日)18:00開場 18:30〜20:00
■ 会場:鹿児島大学郡元キャンパス工学部共通教育棟 1F 101教室(予定)
■ テーマ:われわれの概日時計のメカニズム 
              ~自転周期が24時間の星で賢く生きる~
■ 語り手:豊橋技術科学大学 環境・生命工学系所属 沼野利佳先生
■ 内容
  ・2017年のノーベル生理学・医学賞は、体内の概日時計のメカニズムに!
  ・時差ボケは昔はなかった?
  ・最近はやりの夜のブルーライトの影響って?
  ・体内時計のリズムが狂うとどんな病気に?
■ 参加費 無料
■ 要事前申し込み&お問い合わせ: メールまたはfacebook にて
  メール: register@scicafekago.sakura.ne.jp (担当 飯笹・和田)
facebook イベントページ
昨年度のノーベル生理学・医学賞で、体内時計についての研究が受賞されました。また、携帯などから発せられるブルーライトの体内への影響など、最近注目されている研究分野の一つかと思います。最新の研究内容にもふれつつ、わかりやすくお話いただける予定となっていますので、是非ご興味ある方はお申込みをよろしくお願い申し上げます。