2023730日(日)9:30-11:30

 

番外編第15回なつやすみサイエンスカフェ「つくってみよう!鹿児島のお味噌」
(共催:鹿児島大学南九州・南西諸島域イノベーションセンター)
話し手:小城章裕さん(ほたる醸造)

開催場所:鹿児島大学南九州・南西諸島域イノベーションセンター・キッチンスタジオ

参加人数:小中学生5名、そのご家族5名、スタッフ3

 

730日、鹿児島大学の南九州・南西諸島域イノベーションセンター・キッチンスタジオにて、「番外編第15回なつやすみサイエンスカフェ」を開催しました。「つくってみよう!鹿児島のお味噌」と題して、3年ぶりに、ほたる醸造の小城章裕さんによる味噌づくり体験を行いました。

 

味噌は原材料によって米味噌、麦味噌、豆味噌などの種類があります。また、各地域の風土に合わせて作り方にも特徴が現れる発酵食品です。今回のサイエンスカフェでは、実際に鹿児島らしい味噌をつくることで、その特徴に迫りました。

 

鹿児島の位置する九州は主に麦味噌が生産されている地域で、その中でも鹿児島では、原料のうち麹(蒸した麦に麹菌を生育させたもの)の割合が高く、また熟成期間が比較的短いという特徴があります。その結果、麹特有の香りが強く感じられる麦味噌が製造されています。今回のサイエンスカフェでは、原料の大豆を蒸すところからはじまり、その後、塩や麹などの原材料を混合し、実際に鹿児島らしい麦味噌を仕込みました。これで完成でなく、参加者には仕込んだ味噌を持ち帰ってもらい、熟成させる時間によって色や味、香りが変化する過程を体験していただくことになります。

 

また、各待ち時間には、小城さんから味噌の種類や文化、そして鹿児島で製造される味噌の特徴についてクイズ形式で楽しく解説いただきました。最後には、既に完成している鹿児島らしい麦味噌と、同じく鹿児島の重要な発酵食品である鰹節(本枯節)を使用して茶節を作り、皆で美味しくいただきました。 

 

世話人:二神泰基  (鹿児島大学農学部)